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2017-02-23

umi.doodle: 『花と人魚-mimei-』(作品紹介)

哀しい人魚のお話を明るい色で表現した、umi.doodleの絵画作品。

花と人魚-mimei-

umi.doodle: 『花と人魚-mimei-』(作品紹介): 児童文学の父・小川未明作『赤い蝋燭と人魚』を着想に。 幸せを祈って人間の世界に里子に出された人魚、だんだんと世俗的な理由で不幸に堕ちていく。海を知ることのなかった彼女は、檻の中で最期に何を想ったのだろう。

小川未明の作品は、野ばら を読んだ覚えがある程度。これは恥ずかしいやと、慌てて青空文庫の棚をバサバサとーー

「作品への興味を以て 本棚を掃除する」これは良謀と考えるも 深夜の激闘は身体に申し訳なかった。

少し、遅起きで勘弁。



児童文学の父と評されているようですが、お話の細かさ、リアリズムは、大人向け…いや、大人向けこそ子供向けなのでしょうか…

さて、とようやく見つけた 人魚のお話。読み返して納得。この絵は、やはりとても切ない。それどころか、残酷な人間世界の一瞬の切り絵。


人魚に言いたい。

独りではなく、海の魚たちと楽しく泳いでいくことが出来なかったのか。


この世に里子に出されたのなら、ちゃんと、この世に育てられるべきだ。この世の楽しさを味わうべきだ。

この夜は、寒くない、温かいんだと、伝えてあげたい。



嘆いているのは、この絵の主人公ではない。

見ている我々な気がする。

原画公開は一日だけだそうです。
https://doodle-umi.blogspot.jp/2017/02/blog-post_63.html

特別展「清水心澄×umi.doodle」於 デザインフェスタvol.45

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